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介護保険導入後の施設サービスの動向

②老人保健施設
 老健は、概ね100床の施設が多いが、兵庫県下でも35床から200床を超えるものもあります。介護保険導入後の老健の報酬額は、導入前の老人保険報酬額とほとんど変わらありませんが、導入前はおむつ代などの費用が自己負担であったものが、導入後は報酬額に含まれるようになり、若干収入面で厳しくなりました。又、100床を下回る施設の経営は投資効率が悪く、人件費比率も高くなり、採算面で厳しい。
 介護保険の導入により、措置から契約に変わった特養と老健との違いがなくなりました。その為、特養などの施設の多い地域ほど競合するようになってきています。ある施設では、現状、他地域からの入所もあるので今のところ稼働率は高いが、今後、他地域での立地が進むと経営の先行きは不透明になります。95%ぐらいの稼働率がないと採算に合わないとしています。
 兵庫県下では神戸?阪神間など都市部における大型老人保健施設は投資効率の面から採算に合いにくい為、建設例は少ありませんが、加古川、明石など中規模の都市には200床ぐらいの施設があります。逆に過疎地では対象人口が少ない為、皆無か50床程度の施設が多いのが特徴です。
 ある老健施設では、サービス内容が特養に比べてリハビリのウエイトが高いところに特徴があります。現状、介護保険被保険者から老健は依然として医療施設と思われていて、又、実際に病院と併設型になった老健が多い。運営面で高齢者の病気は表に現れにくく早期発見が困難な為、週2回の診察に重きを置いています。特に留意している点は、高齢者の転倒による「骨折」です。骨折は寝たきりにつながることが多いといいます。